自分のキャリアについて(医師としてのキャリアを捨て一般企業への転職まで)
ご挨拶
皆さん、初めまして。ノブヒサと言います。
もともと医師をしていましたが、医師としての仕事をやめ、一般企業にサラリーマンとして勤務しています。
皆さんの中には、医師を辞めるという選択が理解できない方も多くいらっしゃるかと思います。
このブログでは、医師、アカデミア、医局といった場所は、どのような環境なのか、そしてそこで働く人々はどのような思いを抱えているのか、自分がそうした世界から足を洗い、一般企業への転職を決意した背景、転職後の生活など赤裸々に語っていきたいと思います。
これまでのキャリア
中高一貫男子校から地方医学部へ進学・卒業
初期研修から都内へ
一般市中病院で初期・後期研修を行い都内の私立大の大学院へ進学
その際に同大学の医局に入局
大学院生として研究をしながら、大学病院で臨床業務にも従事(専門医取得)
学位取得後、市中病院へ医局派遣として出向
北米へ留学(研究&臨床)
帰国後、元鞘の医局に戻り大学で臨床・研究・教育に従事
一念発起して、一般企業(製薬会社)に転職し今に至る
自分のキャリアを振り返って
初期・後期研修終了後、大学病院でも先端医療に触れ、専門医も取得
大学院では学位も取得し、臨床・研究で留学も経験
採択された論文や獲得した研究費は、同世代では間違いなく上位
自分で言うのは気が引けるが、医師としてのキャリアとしては、まさに王道と呼ばれるもので、このまま業績を積み重ねていけば、どこか地方国立大や私立大の教授は目指せたかもしれない
ただ、医局、アカデミア、医師ということに対して、色々と思うことがあり、積み上げてきたものを全て投げ捨て、転職した
多くの同僚、先輩、後輩に「なぜ?」っと言われたが、答えは明確だった
一度しかない人生、後悔をしたくなかったからだ
医師という仕事はとてもやりがいがある、それは間違いない
ただし、大学病院に勤務するということは、ただ医師として臨床に従事し、患者さんを治療するだけではなく、医局に属し、アカデミアという科学の競争世界に身を置くことになる
それ以外にも教育や多くの面には見えない仕事に忙殺されることになる
医師の働き方改革が叫ばれているが、とても期待できる内容ではない
このままの生活を続ければ、一生、仕事に自分の人生を120%捧げることになる
おそらく退職したとき、家族を含め、自分に残るものは、意味のない業績だけだろう
そんな思いはしたくない、、、
多くの葛藤もあった、その辺りに関しては、今後、ゆっくりと語っていきたい